(1)伝染病や流行病の蔓延(鳥インフルエンザ・マイコプラズマ肺炎etc)
マイコプラズマ肺炎やRSウィルス感染症が各地で流行しています。
◎マイコプラズマ肺炎急増 愛知は全国平均の3倍
10月24日 12:39
http://www.news-ex.jp/a/story/news/life/KTT201110240395.html?s=a1
(引用開始)
若い世代に多い「マイコプラズマ肺炎」の患者が全国的に増えている。特に愛知県で急増し、ここ数週間の患者数は全国平均を3倍近く上回る。国がまとめた1医療機関あたりの患者数は、夏ごろから急に増え、10月以降ここ数年にない数に上っている。
マイコプラズマ肺炎は細菌による感染症でワクチンはない。せきや接触でうつり、潜伏期間は2~3週間。幼児や小学生、若者に患者が多い。乾いたせきから始まり、発熱や頭痛、だるさの症状がある。重症になると、中耳炎や脳炎などの合併症を起こす。
国立感染症研究所が、全国約500カ所の医療機関から報告された患者数をまとめたところ、1医療機関あたりの患者数が6月から0.6~0.7人に増えた。これは例年の流行期(10月中旬から春先)の患者数に当たる。10月に入ると、過去10年間では初めて「1人」を超えた。
特に愛知県の場合、6月ごろから増え始め、9月にすでに2人を超え、10月に入ると3.15人を数えた。これまでの5年間では1人を上回ったことがほとんどなく、患者数の多さは異例だ。患者年齢は5~9歳に集まっている。患者が多いのは、ほかに埼玉県や東京都、大阪府など。
患者急増の理由は、厚生労働省も愛知県も「わからない」という。ただ、「今後も注意する必要があるのは間違いない。手洗いやうがいをこまめにしてほしい」と注意を呼びかけている。(柿崎隆)
◇
〈マイコプラズマ肺炎〉「マイコプラズマ・ニューモニア」という病原体(細菌)による呼吸器感染症。乾いたせきから始まり、39度以上の発熱や頭痛、だるさの症状がある。重症になれば、中耳炎や脳炎などの合併症を起こす。かつては夏季五輪の年に4年周期で流行する傾向があったが、今は崩れている。
■RS感染症も流行の兆し
乳幼児が気管支炎や肺炎を起こす「RSウイルス感染症」も、例年より早く患者が増えている。子どもが母親から受け取る免疫の仕組みが働かず、重症化する危険もある。
しぶきや接触感染でうつり、発熱や鼻水、せきなどの症状がある。ワクチンはない。例年は秋~冬に流行するが、今年は6月下旬から患者が増え始めた。10月も増え続け、全国平均、愛知県とも、すでに例年の12月に近い水準。2003年に国立感染症研究所が集計を始めてから最もはやいペースだ。
厚生労働省結核感染症課などによると、このウイルスは、せっけんや消毒用アルコールなどで感染力を失う。手洗いとマスクの着用が有効という。
■朝日新聞社
(引用終了)
●放射線被曝が流行病蔓延の原因●
引用文中ではマイコプラズマ肺炎大流行の原因は「わからない」とのことでしたが、福島第一原発事故によって日本中にまき散らされた放射性物質が引き起こす放射線障害による免疫力の低下が、さまざまな流行病や感染症の蔓延を促進していることは疑いの余地がありません。
実際に311以降さまざまな伝染病や感染症が平時に比べて明らかに多発していることは私自身が臨床活動を通して経験している動かし難い事実です。
チェルノブイリ原発事故で放射能に汚染されたベラルーシやウクライナでは、事故後呼吸器の感染症にかかる人が異常に増えたことが明らかになっています。
●鳥インフルエンザウイルスによるパンデミックの恐れ●
放射線障害によって免疫力が低下した日本人にとって、この冬は鳥インフルエンザ(H5N1亜型)のパンデミックが大変危惧されます。
死亡率約60%の鳥インフルエンザは今年に入ってベトナムや中国の一部で流行しており、世界的な大流行へ発展する可能性は払拭できません。
●放射線障害による免疫力の低下が流行病や感染症を蔓延させる元凶●
感染症の増大は免疫に大きな影響力のある造血細胞が、放射線の影響を最も受けやすいことから、白血球と血小板の供給が減少することで、出血の増加と共に免疫力が低下するからです。
(出血についてよく見られるサインは鼻血です。)
この問題に対する最も真っ当な予防対策は、基本的な免疫力や健康レベルをアップさせることです。そうすれば感染症にはかかりにくくなりますし、かかったとしても軽く済み、自力ですみやかに回復しやすくなります。
●根本的治療が最高の解決策●
私たち人類は刻々と変化する自然界の状況に心と体が適応して生きています。
夜になると眠くなり、朝になると爽やかに目覚めます。
春夏秋冬および土用(季節と季節の変わり目)にはそれぞれの季節にふさわしい心身の状態になります。
「健康」とは「健体康心」のことで、心身がすこやかに調和していることを意味しています。
心身の調和に基づいた真の健康は、根本的な気質と体質のパターンを解消することによって得られますが、専門家による適切な治療と本人の養生的努力の相乗的積み重ねが不可欠ですので、一朝一夕に獲得されるものではありません。
根本的な解決にはなりませんが、伝染病の流行を目の前にして今できる対策をいくつか提案したいと思います。
●伝染病対策●
まずは引き算から。
①予防接種を受けないこと。
予防接種は放射線障害で弱体化した免疫力をさらに衰弱させます。
インフルエンザウイルスは短期間で変異を繰り返すRNAタイプですので、現在接種されているワクチンはこれから流行するウイルスには一致しないため医学的に無効です。
ワクチンは無効であるばかりか水銀や他の細菌やウイルスで汚染されているリスクがあり、一定の確率で接種者が死亡したり重大な後遺症が残る事故が必ず起きています。
しかも接種することによって全体的な免疫力は損なわれ低下してゆくので、健康になりたい人にとっては百害あって一利もありません。
②砂糖・乳製品を極力とらないこと。
砂糖と乳製品は体液の酸塩基平衡をアシドーシス(酸性体質)に傾け、肉体を病原体が増殖する温床にします。
また砂糖は造血細胞を傷めつけ、体内の有用なビタミンやミネラルを大量に消費させます。
乳製品は酸性食品で、代謝の過程で体内のカルシウムを奪っていくばかりか、遺伝子操作された飼料やホルモン剤・抗生物質に汚染されている上に、危険な放射性物質をたくさん含んでいます。
③薬物を摂取しない。
日本人の多くが何かしらの薬物を常用もしくは多用している薬物中毒患者です。
病院で処方されるさまざまな薬物や、市販の鎮痛剤や風邪薬など健康を損なう反生命的なまがまがしい物質で天地自然からいただいた尊い命を自ら汚しています。
その結果、先天的に備わっている内的な自然治癒力は不活性状態に陥り本来の力を発揮しなくなっているため、健康時に比べ病原体に感染しやすく、たやすく重症化し、また治りにくくなっているのです。
抗生物質や解熱剤などを服用することで自分自身の中に本来備わっている治癒力が損なわれ、ますます病弱な体になってゆくので注意が必要です。
次に足し算
④穀物菜食中心の食生活を心がける
体液の酸塩基平衡を弱アルカリ性に保つことが万病と決別するための条件のひとつですが、穀物菜食中心の食生活はそのための重要な基盤を作ります。
永久歯32本のうち28本は穀物や野菜を噛むための歯で、肉食用は4本の犬歯だけです。
つまり数百万年もの進化の結果、私たち人類は食事の8分の7は穀物や菜食、8分の1は肉や魚がふさわしい体を獲得したわけです。
したがってこの食事バランスが自然の理にかなっており、私たちを健康へ導くことは間違いありません。
⑤衛生条件を整える
鳥インフルエンザ・マイコプラズマ肺炎・RSウィルス感染症は飛沫感染と接触感染が中心の呼吸器疾患ですので、マスク装着や手洗いの励行は意味のある予防対策です。
マスクはN95が必要です。住友3Mで探してみて下さい。
⑥ノソードによる予防と治療
ホメオパシーには病原体から作られたレメディがあり、ノソードと呼ばれています。
ノソードは第一義として特定感染症の予防対策に用いられます。
つまり、かかりたくない感染症や伝染病がある場合には、感染する前に当該ノソードを定期的に服用しておくことで感染する可能性を減少させ、また罹患した場合でも軽症で済むという効果が期待できます。
また、何らかの感染症に罹患してさまざまなレメディを使用したにもかかわらず効果がない場合には、感染している病原体のノソードを服用することで治癒への突破口が開けることがあります。
あるいは感染症が治癒した後に、後遺症などの愁訴が残る場合はノソードによって解消することが期待できます。
◎インフルエンザに関する予防と治療に関しては下記コラムを参考にして下さい。
http://www.himorogian.jp/column/column_influ.htm
ちなみにRSウィルス・ノソードはまだ入手できていませんが、マイコプラズマ・ニューモニアのノソードと鳥インフルエンザ・ウイルスウイルス(H5N1亜型)のノソードはそれぞれ30cで入手可能ですので、ご要望の方はひもろぎ庵またはレメディ販売店にお問い合わせ下さい。
◎さまざまな病原体のノソードについては下記をご覧下さい。
http://himorogian.jp/tayori/2011/02/post-31.html#sixapart-standard
◎根本的な健康回復を望まれる方はセッションをご検討下さい。現在復興支援キャンペーン実施中です。
http://www.himorogian.jp/iyashi/campaign12shinsai.htm
◎程度の軽い健康問題に関しては、ミニセッションや健康相談をお勧めします。
http://www.himorogian.jp/iyashi/minisessionnew.htm
http://www.himorogian.jp/iyashi/kenkousodan.htm
下山田吉成