Ferr-phos(リン化鉄)はバイタルティッシュソルト(生命組織塩http://www.himorogian.jp/iyashi/bio.htm )の中で最も頻繁に使用されるものの1つです。
構成成分の鉄(Fe)は赤血球のヘモグロビンに特異的に多く含まれ(体内の鉄の65%)、酸素と結合して全身に運搬する働きがあります。そのため欠乏すると鉄欠乏性貧血になります。
生体内での鉄のほとんどはタンパク質と結合して肝臓・脾臓・骨髄・筋肉・膵臓・赤血球のヘモグロビン中に含まれています。
また、免疫系の食細胞の形成を活発化し、肉体的な抵抗力を増加させます。
乳児期および思春期には必要量が最大になります。
Ferr-phos(リン化鉄)は筋肉内で酸素の蓄積をサポートし、エネルギーの転用とあらゆる代謝機能を改善します。
急性症においては風邪や中耳炎や扁桃炎など炎症性疾患の初期、39℃未満の発熱、風邪に起因する難聴や耳痛(特に小児)などに効果があります。
チェルノブイリ原発事故後に鼻血、鉄欠乏性貧血、白血球およびTリンパ球の減少、赤血球の脆化、扁桃腺の腫脹、血小板の減少と消えないアザなどが激増したのは多種類の放射性物質による内部被曝が原因であると考えられています。
福島第1原発の核爆発によって飛散したセシウム、ストロンチウム、プルトニウム、ウラン、コバルト60他の各種放射性物質を含むホットパーティクル(高放射性微粒子)は、ハワイやワシントン州のシアトルでも観測されています。つまりホットパーティクルは日本列島全てに降り注いだということです。
フクシマから放出された放射性物質のうち、造血を行う骨に蓄積されやすい主な核種はストロンチウム90、セシウム137、プルトニウム238、プルトニウム239、亜鉛65、ラジウム226、リン32、カルシウム45、トリウム232、ウラン238、鉄59、アメリシウム241などです。
鉄分には鉄59やプルトニウム238とプルトニウム239の体内吸収を阻害する働きがありますので、Ferr-phos(リン化鉄)を常用することで鉄の吸収や代謝を活性化し、鉄分を欠乏させないことが大切です。
ただし鉄の慢性的過剰摂取は、体内に蓄積されて様々な中毒症状(肝硬変、心肥大、不整脈、心筋障害、糖尿病、精巣萎縮、性欲喪失、体重減少、疲労感、末梢神経炎、めまい、体毛の脱毛etc.)を引き起こすだけでなく、免疫を阻害してガンの発生を促すため、鉄剤を飲むことはおすすめしません。
バイオケミカル療法の創始者であるシュスラー博士は、リン化鉄(Ferr-phos)が血管壁を強化して正常な血流を保つ働きがあると考えました。
311以降たくさんの子供たちに見られる鼻血や皮下出血(アザ)や貧血の傾向は明らかにFerr-phosの欠乏状態を物語っています。
放射能汚染地域に居住する人々においては、Ferr-phos(リン化鉄)の継続的摂取が正常な血球の産生と酸素の運搬および血液循環を促し、生体の基本的な営みを支えるでしょう。
ひもろぎ庵便り(2011年8月9日)を加筆修正
(了)
構成成分の鉄(Fe)
生体内での鉄のほとんどはタンパク質と結合して肝臓・脾臓・
また、免疫系の食細胞の形成を活発化し、
乳児期および思春期には必要量が最大になります。
Ferr-phos(リン化鉄)
急性症においては風邪や中耳炎や扁桃炎など炎症性疾患の初期、
チェルノブイリ原発事故後に鼻血、鉄欠乏性貧血、
福島第1原発の核爆発によって飛散したセシウム、
フクシマから放出された放射性物質のうち、
鉄分には鉄59やプルトニウム238とプルトニウム239の体内
ただし鉄の慢性的過剰摂取は、体内に蓄積されて様々な中毒症状(
バイオケミカル療法の創始者であるシュスラー博士は、リン化鉄(
311以降たくさんの子供たちに見られる鼻血や皮下出血(アザ)
放射能汚染地域に居住する人々においては、Ferr-phos(
ひもろぎ庵便り(2011年8月9日)を加筆修正
(了)