霊的障害に対するフラワーヒーリング(1)

|

東京電力株式会社が所有する福島第一原子力発電所が起こした人類史上最悪の原発事故により、世界中に拡散した大量の放射性物質が自然界のあらゆる生き物を汚染し被曝させています。

その結果、さまざまな病気や遺伝子異常による健康被害が多数報告されており、それらは今後さらに拡大することが確実な状況です。

放射線被曝が遺伝子を傷つけ肉体の健康を蝕むことはよく知られていますが、私たちアルケミストは放射線被曝によって肉体を支える生命エネルギーシステムである、オーラやチャクラや経絡が大きななダメージを被っているという重大な問題に注目する必要があります。

これら不可視のエネルギーシステムが目に見えない放射線を浴びることによって、私たちの生命の本質は深く傷つけられているのです。

フクシマ原発事故以降、霊的障害に関する相談や霊障に起因する健康相談を受ける機会が多くなりましたが、その理由はオーラ・チャクラ・経絡などの生命エネルギーシステムが放射線被曝によって弱体化し、放射性物質に象徴されるネガティブな霊的エネルギーの悪影響を受けやすくなったためであると考えられます。

このことに関する基本的事項と対策について、文章で伝えられる範囲のことを3回に分けて概説したいと思います。

 

◎霊的障害(霊障)とは

霊的障害(霊障)と言っても様々な事象がありますが、最も多く聞くのは地縛霊・憑依・先祖霊・呪いの問題です。


◆地縛霊とは

地縛霊は特別の理由で(自分が死んだことを受け入れられない、または理解できないために)、死んだ場所や生前暮らしていた建物や墓地などの特定の場所にずっととどまっている未成仏霊のことです。

戦争や事故で突発的に死んだ人は、自分が死んだことをなかなか受け入れることができないと言われています。

恨みや憎しみの感情を持って死んだ人は、気持ちが晴れるまでいつまでも自分の死を受け入れることができません。

自殺者は自分の肉体が死んだことに気付かず、霊になってからも繰り返し自殺をはかろうとするそうです。

こうした霊たちは「死の自覚」を持てるまで、数年~数十年~数百年もの間ずっと地縛霊として地上やその近辺にとどまることになるのです。

 

◆憑依とは

憑依とは低級霊が人間に取り憑き、部分的に、場合によっては全面的に支配して異常な言動を引き起こす現象です。

低級霊や邪霊による異常な霊媒現象が「憑依現象」の正体です。

憑依現象を引き起こす霊のほとんどは、幽界の下層にいる地縛霊・未成仏霊・動物霊です。

憑依は憑かれる側に原因がある場合が大半で、被憑依者と憑依霊の波長が合っているため、除霊しても再び憑依されてしまうことが多いのです。

これは、病原菌が病気の原因だと誤解して抗生物質を服用していったんは治ったように見えても、感染者の体内環境が病原菌の好む条件を備えているため、結局は再感染してしまうのと同じことです。

 

◆先祖霊の問題

先祖霊とは死んだ先祖の霊のことですが、このうち問題となるのは死後の世界へ旅立つことができずに地縛霊化または浮遊霊化した先祖霊、あるいは成仏できずに霊界で苦しんでいる祖先の霊です。
これらの存在は、子孫に助けを求めて否定的な霊的事象を引き起こす場合があります。

 

◎呪い(のろい)

呪い(のろい)とは、人あるいは霊的存在が、目に見えない力によって、人・社会・世界全般に対して、悪意にもとづく災厄や不幸をもたらす現象を言います。

日本では死んだ人や動物・神霊がもたらす呪い(のろい)を特に「祟り(たたり)」と呼んで恐れる傾向があります。

呪い(のろい)という言葉は常にネガティブな意味で用いられ、神や悪魔その他の強力な霊の力を借りて行われるとか、個人の霊能力によってなされると考えられています。

具体的には宗教や文化的背景の違いによって様々な様態がありますが、日本では呪い(のろい)の代表的なものとして、「丑の刻参り」
http://gxc.google.com/gwt/x?client=ms-kddi_blended-jp&u=http%3A%2F%2Fja.wikipedia.org/wiki/%25E4%25B8%2591%25E3%2581%25AE%25E5%2588%25BB%25E5%258F%2582%25E3%2582%258A&wsi=a4a2fb9b2096ffae&ei=LkHCT4uGNYzzkAXAhNUQ&wsc=tb&ct=np&whp=39
が知られています。

 

◎霊的障害に効果のあるフラワーエッセンス

未成仏霊へのフラワーヒーリングは、基本的に生きている人間と同じように、霊的存在の気持ちを汲んで行うことが基本です。これについては第3回で解説します。


今回と次回は霊的な問題に苦しんでいる人と、それをサポートするヒーラーやセラピストに必要となるフラワーエッセンスの代表的なものをご紹介します。

 

フラワーエッセンスは、人間の心の奥底に存在する不調和のパターンを、植物の花からもたらされる自然神の癒しの力によって成仏へと導く新時代の医学です。


●Bach⇒バッチフラワーエッセンス

●FES⇒フラワーエッセンス協会がプロデュースする北アメリカのフラワーエッセンス

 

◆アスペン(Bach)

未知のものを恐れる傾向があるアスペンは、アストラル体が自我や表層意識に比して発達し過ぎているため、他の領域からの影響を受けやすく、それが潜在意識のレベルで受け取られると、得体の知れない恐れや不吉な予感として体験されるのです。

ホラー映画やオカルト映像や心霊写真を見ると、ほとんどの人が多かれ少なかれアスペンのマイナスの状態になります。それらの刺激はアストラル体の保護膜を開き過ぎてしまうことで、低級な霊的存在を引き寄せる作用があるので注意が必要です。

ホラー映画・オカルト映像・心霊写真・怪談などは霊的ジャンクフードであることを深く認識しましょう。

アスペンを使用すると恐怖心や不安感が薄れ、霊的世界の微妙な領域に分け入り、探索・探検して得た知識を他の人々のために使うことができるようになります。

 

◆ガーリック(FES)

古代よりガーリック(にんにく)の球根は魔除けに用いられてきました。

また、精力増強及び強壮作用のあるハーブとして世界中で愛用されています。

ガーリックのエッセンスを必要とする人は、アストラル体が放散しやすいため、生命エネルギーを餌にしてオーラフィールドに侵入するネガティヴな存在に寄生されやすい傾向があります。

そのような場合は視線の虚ろさ、青白い顔色、活力が消耗あるいは吸い取られている印象を与えます。

霊的及び肉体的免疫力の低下により寄生虫を宿したり、細菌及びウイルス感染、低レベルの超常現象や霊媒体質・憑依などと関係を持ちやすい人にこのエッセンスは効果的です。

アストラル体内の種々のエレメンタル(元素霊)たちの活動が活発すぎるために起こる、神経質さや恐怖への対処にもガーリックは有効です。

 

◆キャニオンダドレア(FES)

このエッセンスを必要とするタイプは、静かで継続的に精神生活を発達させるよりも、激しくドラマチックな精神的・感情的経験を求めたがる傾向があります。

そのため、歪んだ霊的体験や超常経験・チャネリングなどに夢中になったり、自分の感情や精神的ファンタジーをあおってくれる霊能者・オカルトやカリスマ的経験に熱中することで、自らを過剰に刺激したがります。

キャニオンダドレアは、健全な霊的目覚めを促し、霊的エネルギーと肉体的エネルギーのバランスをとり、地に足をつけた日常生活の営みをサポートします。

 

◆スターオブベツレヘム(Bach)

スターオブベツレヘム(おおあまな)は肉体的・精神的・霊的ショックやトラウマを経験したことがある人の「痛みと悲しみを和らげ慰めるもの」です。

トラウマやショックを経験すると一種の内面的麻痺状態に陥り、何ヶ月も何年も経ってから様々な心身症として個人の弱いところに発病する場合があります。

このような人は魂から与えられた人生における自分の役割を果たそうとしないで、感情的に関わりたくないことには取り組まず、麻薬や魔術や神秘主義などに傾倒して意識や神経を麻痺させることで辛さや難局をまぬがれようとします。

スターオブベツレヘムの癒しの力は、内面的活力を活性化し、人格に整合性を与え、思考・知性・神経系の働きを高めるでしょう。

放射線被曝によって受けた霊肉のダメージを癒し、健康回復を促します。

全ての患者及びヒーラーに必要となる汎用性の高いエッセンスです。

ひもろぎ庵ではホメオパシー的に活性化したスターオブベツレヘム(6cと30c)を開発して、重症例に効果を上げています。

 

◆セルフヒール(FES)

セルフヒールは魂を癒し調和させるために最も基本的で広範囲に適用できるエッセンスです。

健康を目指す動機が精神に欠けている場合、どんなに優れた外的手段や治療技術であっても、真の癒しをあらゆるレベルにおいてもたらすことはできません。

セルフヒールは人が自らの自然治癒力に対する信頼を失っていたり、自分の健康についての内的な責任を持つことができず、ヒーラーや治療家などの他者からの援助に過度に頼っている場合に適用され、肉体・精神・霊性のレベルにおいて自らを癒すための大きな試練に直面している人に、自己の内側からエーテル体を通して湧出する癒しの力と、健康で活力に満ちている深い感覚を実感させてくれるとても有用なエッセンスです。

 

(参考図書)

●フラワーエッセンス・レパートリー

BABジャパン

 

●バッチの花療法

フレグランスジャーナル社

 

(つづく)