英国政府による薬事法の改定によって、私たちが英国のファーマシーからホメオパシーのレメディを購入することができなくなる可能性が出てきました。
法案が可決された場合に、ホメオパシーのレメディ購入に実際にどの程度の影響が出るのかはっきり検証できていませんが、ヘリオス社やエインズワース社(ひもろぎ庵が治療に利用しているレメディの購入先)も危機感を抱いて署名を求めていますが危機感を抱いているのは確かのようです。
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私の母校(ハーネマンアカデミー)から下記のメールが送られてきました。
イギリス政府による薬事法の改訂により、ホメオパシー・レメディの販売・流通が規制されてしまいます。
少し複雑な内容に感じられるかもしれませんが、日本の私たちにも関係する事なので、賛同いただけるようでしたら、次のサイトにアクセスして署名をお願いします。
http://www.avaaz.org/en/petition/Your_Access_to_Homoeopathy_is_Under_Threat/?eNXFaab
現在英国では政府のMedicines Act 1968「英国薬事法 1968」の見直しが進められていて、改訂が検討されています。
...現在英国で販売されているほぼ全ての医薬品は英国の医薬品庁MHRAに承認されている製薬です(安全性と有効性について臨床試験が実施されて国の基準を満たした後に承認を取得します)。ですが、稀に、このような製薬とは別に、医師の処方に従って管理薬剤師が個別的に薬剤を調合する場合もあるようです。今日では殆どこうした調剤はなされていないようですが。
こうして調合された医薬品は「無認可医薬品」とされていて、調合の不要な包装済みの製剤となっている製薬のとはまた違う規制がかかってくるようです。具体的には無認可の医薬品は、処方された本人自身が薬局で管理薬剤師から受け取らなければならない"face to face"の取り引きが義務づけられているということになっています。
さて、ホメオパシーのレメディは当然、医薬品と同じように試験を実施し、審査する訳にはいきません。だから殆どが医薬品として承認されていません(承認されているレメディは薬事法制定以前から市販されていた50~60種ほどのレメディだけです)。
今回検討されているこの改訂法案が議会を通過成立した場合、ホメオパシーのレメディも法的に「無認可医薬品」として見なされ、同じ規制がかかるようになってしまうのです。すなわち、今後インターネットでレメディを注文したり、郵便で発送してもらうことが出来なくなってしまいます。これは海外に住んでいて英国のファーマシーからのレメディの供給に頼っている私たちにとっても深刻な問題です。
ご協力いただけそうでしたら、急ぐ必要があります。この法案は5月下旬から6月初旬ぐらいに通ってしまいそうな勢いだそうです。ご理解いただけましたら、どうぞ署名をお願いします。