Selenium(セレニウム)のまとめ

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微量ミネラルのセレニウム(Selenium)(セレン)(元素記号Se)(原子番号34)(原子量78.96)(非金属性元素)は抗酸化酵素の構成成分で、地球上で発見されているミネラルの中で最も強い抗酸化力を持つ物質です。


●日本はセレン大国

日本はセレンの世界総産出量の約28%を産出しています。


●セレニウムと甲状腺・腎臓

セレニウムは甲状腺と腎臓の濃度が高いことが知られています。


●セレニウムとビタミンC・E

ビタミンCやビタミンEと強調して活性酸素やラジカルから生体を防御すると考えられています。


●セレニウムの抗酸化作用

体内に過酸化脂質が大量に存在するとセレニウムは過酸化脂質を分解し活性酸素の働きを抑制する酵素(グルタチオンペルオキシターゼ)の構成成分となって活性化し、細胞膜の酸化を防ぎガン発生を抑制します。


●セレニウムの抗ガン作用

土壌中にセレニウムが多く含まれている地域ではガンの発生率が低く、逆に土壌中にセレニウム含有量の少ない地域ではガンの発生率が高いことがわかっています。


●セレニウムとビタミン・硫黄

また、ビタミンA.C.Eとの相乗効果があり、硫黄と結合して水銀・ヒ素・鉛・カドミウム・銀などの有害金属を無毒化します。


●セレニウムと抗体産生

セレニウムはIgM産生を、ビタミンEはIgG産生を高め、抗体産生を増強します。


●セレニウムの予防効果

心臓病、関節リウマチ、膠原病、糖尿病、ガン、動脈硬化、老化などへの予防効果があります。


●セレニウムと眼病

セレニウムは眼球のレンズを保護し、白内障や黄班変性症などの眼病を予防すると言われています。白内障の患者の血中セレニウム含有量は正常人の約6分の1しかないそうです。


●セレニウムと放射線障害

放射線防御作用が明らかになっており、セレニウムの摂取によって免疫活性を再生させたり、電離放射線に対する一般的な抵抗性を高めたり、乳腺・脳下垂体・甲状腺等の腫瘍の発生頻度を低下させることが知られています。


●セレニウムとテルル

元素周期表の第16族に属するセレニウムと、すぐ下に位置するテルルは非常によく似た性質を共有しているため、人体は区別なく吸収してしまうと考えられます。テルルを取り込まないために多量のセレニウムを摂取すると過剰症の恐れがありますが、バイタルティッシュソルトのセレニウムであればリスクなく必要量の吸収を促し、テルルの入り込む隙を少なくすることができるでしょう。


●男性とセレニウム

男性のセレニウムの25~40%は生殖器に集中しており、精子の産生を促進し、精力を増強させ、受精率を高めます。


●セレニウムと甲状腺

また、セレニウム含有酵素は甲状腺ホルモンの活性に影響します。


●セレニウム欠乏症

欠乏症としては、甲状腺腫、クレチン病、成長遅滞、不整脈、動脈硬化、心筋梗塞、肝臓障害、筋萎縮症、過労、疲労感、糖尿病、白内障、不妊症、精子減少、ED、発ガン率の上昇(特に前立腺ガン)、貧血、高血圧、高コレステロール血症、抜け毛、関節炎、多発性硬化症、筋萎縮、筋力低下、免疫低下、更年期障害の増悪、などがあります。


●セレニウム過剰症

ただし、セレニウムには過剰摂取による毒性(2型糖尿病の悪化、抜け毛やフケの増加、爪の変形、疲労感、焦燥感、頭痛、食欲不振、胃腸障害、末梢神経障害、心筋梗塞、急性呼吸困難、腎不全、悪心、吐き気、嘔吐、下痢、肝臓障害、免疫抑制、皮膚ガンなど)があるため、1日当たり50~100μgの摂取が望まれます。

日本人の平均的なセレニウムの摂取量は約100μg/日と言われており、800μg/日以上で中毒を起こすと考えられています。


●セレニウムを多く含む食品

セレニウムは魚介類、動物の内臓、卵類、海草類、全粒粉の小麦粉、玄米、豆類、チーズ、ニラ、ネギ、ニンニク、タマネギ、マッシュルームなどの食品に豊富に含まれています。


●バイオケミカル補足成分としてのセレニウム

セレニウムはホメオパシーのレメディとして用いられてきましたが、近年バイオケミカル療法における補足成分に付け加えられています。

したがって、過剰摂取のリスクがあるサプリメントよりも安全性が高く効果的なSelen12x(1兆倍希釈)の服用をおすすめします。


●生命組織塩セレニウムの働き

バイタルティッシュソルトとしてのセレニウムの摂取は、セレニウムのエネルギーを生体に取り入れることで、食物からのセレニウムの吸収力と同化力を活性化し、過剰摂取による副作用を防止する働きがあります。


放射線被曝の悪影響に対抗する有力な生命組織塩として積極的な活用が望まれます。