2012年3月アーカイブ

私の2人の子供たちはどちらも自宅で生まれました。

長女は当時80才の助産師(それまでの63年間で1億人とりあげたと豪語していました)がとりあげ、長男の分娩には私が間に合わなかったため、妻が一人で産みました。

分娩後2人にホメオパシーは与えましたが、不自然で有害ななビタミンK2シロップは与えませんでした。

ビタミンKのレメディは無意味で必要性がないため与えませんでした。

出生直後、初乳を与える前に胎便を出し切らせることによって母体から移行した胎毒を排出し、清らかな体で人生をスタートすることができます。

胎便は胎毒(母体から受け継いだ毒素と老廃物)を含んだ、やや深緑がかった黒いタール状の便です。

胎便が出尽くすまでは水も白湯も一切何も与えないことがポイントです。砂糖水などもってのほかです。

胎便が出尽くす前に初乳を与えてしまうと、胎毒が肝臓に留まってしまうのです。

その結果アレルギー体質が形成されアトピーや喘息などが起こりやすくなります。

胎便を出し切るまでに通常24~72時間かかりますが、新生児は3日分のお弁当を持って出てくるといわれており、3日間飲まず食わずでも問題なく生きています。

その間薄暗い静かな褥で母親の胸の中で胎便(カニババ)をひりだしながら過ごすのが良いでしょう。

ただしこれは健康な赤ちゃんの場合で、現代の新生児のほとんどは生まれながらに不健康で生命力が弱い場合が多いため、このやり方を実践するにはリスクが高いかもしれません。

現代の新生児が生まれながらにして虚弱なのは、両親の不摂生による遺伝子の劣化や、母体が蓄積した環境ホルモン・食品添加物・経皮毒・薬毒・ワクチンの毒・放射性物質などが胎児に移行するからです。

したがって昔に比べて胎毒をたくさん持って生まれてきます。

現代の分娩ではご紹介したような胎便排出は医療システム的に不可能です。

病院では絶対にやらせてくれないし、助産師も責任がとれないと言って許可してくれないでしょう。

私が知る限りにおいて、胎便排出を達成したケースはほとんどが自宅での無介助分娩を行った場合です。

胎便完全排出を可能にする自宅での無介助分娩は、基本的に健康な心身を持った妊婦が自己責任で家族や身内の協力のもとで行う至極当たり前で自然な分娩法ですが、内的自然や心身の健康から乖離している現代人にとってはかなり勇気がいる方法であることも確かです。

自然で健やかなお産を目指すなら、妊娠してから準備したのでは明らかに遅いでしょう。妊婦になる直前からでも遅すぎます。

子供の時から始めれば間に合うかもしれません。

健全な生殖への準備は、実はご自身が生まれる前から始まっているのです。

これから子供を作る方々は、自分の孫の出生の準備をしているという認識を持つ必要があります。

だからこそ現在福島県を始めとする放射能高線量地域に、妊婦や乳幼児や少年少女が生活しているという事実は、本人たちはもとより将来生まれてくる「赤ちゃん」に対する許し難い暴力・虐待・殺人的行為だと思います。

精子や卵子の遺伝子が損傷してからでは取り返しがつきません。

私から見て、ほとんどの日本人は放射能の害をナメすぎています。

現代の日本人は、ヒロシマ・ナガサキの被曝の実態についてほとんど何も知らされていません。

それはヒロシマ・ナガサキの内部被曝による病害が、戦後66年間政府によってずっと隠蔽され続けてきたからです。


ちちをかえせ
ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ

わたしをかえせ
わたしにつながる
にんげんをかえせ

にんげんの
にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ

 

話を元に戻しましょう。

私の娘は出生後約13時間カニババを断続的に排泄し続けたのですが、往診に来た80才の産婆さんの一喝で初乳を飲まざるを得なくなりました。

胎便はまだ出尽くしていませんでした。そのせいか、1才の時に全身に湿疹が発生し、8ヶ月間かけてようやく治癒しましたが、その後はとても順調に生育しています。

息子は、妻の本能に従って私が自宅にたどり着く前に出生しました。分娩後約48時間後、胎便を出し切って黄色い便を排出し始めました。

生後、病気らしい病気もなく、心身共に順調に成長しています。

野口整体では、新生児の肝臓活点(おそらく期門というツボ)に愉気というヒーリングを施して胎便排出を促すメソッドがあります。

私の知人には、分娩後赤ちゃんに72時間何も与えずに頑張った方や、分娩後「マクリ」という南米の海藻の水溶液を新生児に与えて、胎便排出を短時間で済ませた方がいます。

胎毒を浄化すると、非常に健康的な人生のスタートを切ることができます。

私の子供たちは健やかに成長しており、たまに熱を出すことはありますが、大抵は放っておけば自然治癒します。

ホメオパシーすらほとんど必要がなく、もちろん邪悪な予防接種や医薬の世話になったことは一度もありません。

胎毒をデトックスする治療は、初乳の飲用後でも可能ですが、肝臓に沈着した後では必然的に時間と手間がかかります。

出生直後に胎毒を出し切っておくことが、汚染時代を健康的に生き抜く重要なイニシエーションになることを体験をもって証言します。

◎エマージェンシースプレー◎

エマージェンシースプレーは、英国Ainsworths社が非常事態や緊急時のセルフケアのために開発した、フラワーエッセンスによるノンアルコールタイプの救急用コンビネーションスプレーです。

(作用)

強大なストレス下において魂・精神と肉体のつながりを維持するのをサポートし、落ち着きと平常心の回復をもたらします。

極度の緊張や動揺、恐怖を感じた時、精神的混乱に陥った時、深い悲しみと絶望感、心身のショックと無感覚・無反応状態、精神的及び肉体的苦痛、などに対して即効的な鎮静・鎮痛・治癒促進効果があります。

今後予想される様々な天変地異や人災による混乱の時代を力強くサバイバルするためのツールとしてお役立て下さい。


(エマージェンシースプレーを構成するバッチフラワーレメディ)

●スターオブベツレヘム(ショックとトラウマ)

●ロックローズ(恐怖とパニック)

●クレマチス(失神・気絶・昏睡・呆然自失)

●チェリープラム(自制心の喪失、自暴自棄、錯乱)

●インパチェンス(心の緊張といらだち・焦燥感)

●ホワイトチェスナット(不快な考えが頭の中で渦巻く)

●ミムラス(不安と心配)

●アスペン(不吉な予感、漠然とした不安)

 

(具体的な使用例)

事故や災害に遭った時、肉体的外傷(切り傷、擦り傷、打撲、捻挫、筋違い、蛇や動物にかまれた時、虫刺され、やけどetc)、中毒(アルコール、タバコ、ドラッグなど)の禁断症状、肉体的疾患の発作(喘息、てんかん、狭心症、アナフラキシ-ショック、過換気症候群etc)、あらゆる痛み(外傷、神経痛、ギックリ腰、頭痛、陣痛、末期ガンの痛みetc)、精神的外傷(トラウマ)、あらゆる緊張と恐怖(試験や試合の前とその最中、交渉の前中後、面接の前中後、プレゼンテーションの前中後、出産の前中後、外科手術や歯科治療の前中後、臨終時)、悪い知らせを聞いた時、近親者や愛する人との生死別、パニック発作、ヒステリー発作、精神錯乱、ケンカや口論の後、自他への破壊衝動、暴力やレイプを受けた時、失神、危篤状態、治療の好転反応etc


(使用法)
①1回当たりスプレーを口中に一吹きして下さい。
使用者が意識を失っている場合でも口中に一吹きするか、耳たぶの後ろ、動脈の拍動部(手首、こめかみ、喉仏の左右etc)眉間、頭頂部、へそなどにスプレーして濡らすだけでも効果的です。


②外傷部位や痛みのある場所に直接スプレーしたり、冷湿布や温湿布に混ぜても使用できます。

③アルコール飲料、熱い飲み物、牛乳、ジュース、スープ、みそ汁、おかず各種、米飯、パンなどに混合して摂取しても効果は変わりません。

④乳児には母親が摂取することによって母乳を通じて与えるか、授乳前にエマージェンシースプレーを乳首に塗布してから吸わせてください。

⑤服用による効果を最大限に引き出すためには、口中に約1分間含んでから飲み下すと良いでしょう。

⑥症状や状態が緩和するまで何回でもリピートして下さい。
使用過多による副作用等は一切ありませんので、安心して繰り返しご使用いただけます。

⑦エマージェンシースプレーは他のバッチフラワーレメディと合わせて調合することができます。その際エマージェンシースプレーには8種類のエッセンスが含まれていますが、全体で1種類のエッセンスとしてカウントして下さい。


(使用上の注意)

①エマージェンシースプレーは緊急時に優れた効力を発揮する素晴らしいレメディですが、熟練を要する治療や医療に取って代わるものではありません。必要があれば医師や治療家に受診して下さい。

②大きなケガや急病の際、救急車が到着するまでの間にエマージェンシースプレーを繰り返し服用あるいは患部、手首、こめかみ、耳の後ろ、唇のまわりに塗布することでショックを緩和し、治癒プロセスを積極的にサポートすることができます。

③緊急時に即座に使えるよう、エマージェンシースプレーは常に携帯し、また、一家に一本常備しておくと、いざという時とても役に立ちます。

④エマージェンシースプレーは慢性疾患や慢性化した心理パターンの治療に長期にわたって用いられることはありませんが、治療の初期や次のステージへの移行期に自己を安定させる目的で使用することが出来ます。

⑤エマージェンシースプレーはフラワーエッセンスと植物性グリセリンと水によってのみ構成されており、薬理成分は全く含まれておりません。

⑥エマージェンシースプレーは植物性グリセリンを保存料とするノンアルコールタイプですので、乳幼児やアルコールが苦手な方でも安心してお使いいただけます。


※エマージェンシースプレーについてのご質問やお問い合わせは、ひもろぎ庵で承ります。


※エマージェンシースプレーのご注文はレメディ販売店にお願いします。

木曜日に赤坂溜池クリニックで下山田吉成が講師をつとめさせていただいているセミナーのご紹介です。

ホリスティック医学の現場で講師がつちかった経験をもとに、ホメオパシー、フラワーエッセンス、バイオケミカル、経絡治療、食養、手当て法などを駆使し、生命力を喚起する統合治療についてレクチャーいたします。

 

詳しくは↓

2012年春期ホリスティック医学セミナー http://www.himorogian.jp/seminar/holistic2012haru.htm

2011年秋期ホリスティック医学セミナー http://www.himorogian.jp/seminar/holistic2011aki.htm

Mana-loaさんが自然療法セミナーを企画してくださいました。
お近くの方は是非いらしてください。

日時:3月25日13時~16時
 場所: 日の出公民館 2F 和室(最寄駅、新浦安駅)
 参加費:3000円
 講師:下山田吉成
 内容:
①放射能対策レメディRC(Radiation Combination)のさらに効果的な使い方
②放射能体内汚染のデトックスに関して汎用性のあるいくつかのレメディのご紹介
③放射能汚染によって免疫力が低下した結果頻発している様々な感染症へのノソードによるホメオパシー的対策
④放射能汚染に対する恐れを癒すレメディのご紹介
⑤ホメオパシー臍貼付法のご紹介
⑥ホメオパシーによるセルフケアの基本原則について
参加者全員にプレゼント:

汎用性放射能デトックスレメディ・Radiation Combination30c(RC30c)を1瓶(35粒入り)
主催:マナロア
 http://www.mana-loa.jp/
 詳しくは↓
 http://ameblo.jp/mana-loa-mari/entry-11194907540.html

 

日の本の大峠が近づいた兆しがここにも現れています。

最近下記のような記事が読売新聞に掲載されました。


●強毒性新型インフル予測時、全国民に予防接種へ(読売新聞)

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=55569
(転載開始)
読売新聞 3月6日(火)14時36分配信

 政府は、強い毒性と感染力を持つ新型インフルエンザの国内流行が予想される場合、国民の安全確保のため、原則として全国民に予防接種を行う方針を固めた。
 国内の医薬品メーカーなどと連携し、2013年度に1億3000万人分のワクチン供給体制の確立を目指す。9日の閣議で特別措置法案を決定し、今国会に提出する予定だ。
 政府は、強毒性の新型インフルが流行すれば、国内で最大64万人が死亡すると推計している。
 特措法案では、新型インフルの流行時に、首相が本部長を務める政府対策本部を設置すると明記。予防接種は、対策本部が「新型インフルエンザが国民の生命・健康に著しく重大な被害を与え、国民生活・経済の安定が損なわれないようにするため緊急の必要がある」と判断した場合に実施する。接種対象者や期間は対策本部がその都度検討するが、深刻な流行が予想される場合、持病が悪化する恐れがある患者などを除き、全国民への接種を想定している。

(転載終了)

 

悪魔的民族浄化プランが決行されようとしています。


◎予想されるシナリオは以下の通りです。

原発事故⇒放射性物質による被曝⇒免疫力低下⇒凶毒ワクチン強制接種⇒さらに免疫力低下・罹病性増進⇒強毒性人工ウィルスを拡散⇒パンデミック⇒タミフル・リレンザを投与⇒国民大量死⇒ウィルスは無主物⇒責任は誰にもない⇒「痛みと苦しみを分かち合って復興しよう」⇒こんなこと前にもあったな?


国民を愚弄したシンプルで見事な脚本です。


この施策による受益者はワクチンとタミフル・リレンザなどを製造販売する外資系製薬会社と、接種・処方する医師、製薬業界に天下る厚労省の官僚、製薬業界から政治献金を受けている政治家、製薬業界から研究資金を得ている御用学者、製薬会社がスポンサーになっているマスメディアなどであって、私たち国民ではありません。

これまで彼ら製薬マフィアや製薬村が、国民から強制的に徴収された健康保険料の財源にハエのように群がって食い物にしてきた結果、雪だるま式に莫大な累積赤字を抱えるようになってしまったのです。

この構造をよく見て下さい。

●製薬会社≒電力会社

●健康保険料≒電気料

●厚労省≒経産省

●業界から献金や票田の提供を受ける政治家

●業界から研究資金を得て当該業界に有利な研究結果を発表する学者

●スポンサーである業界のプロパガンダを垂れ流し、不利な事実は報道しないマスメディア


つまり原発問題とワクチンや薬害の問題は、非常によく似た構造とほとんど同じ病根を持つ、社会システムの病気なのです。

そしてこの「腐蝕の構造」は、本来健康保険制度の受益者たるべき国民の健康を破壊し、納付した保険料を詐取するとんでもない仕組みであることを理解する必要があります。

全国民接種というホロコースト法案が可決された場合、日本は破滅への大きな一歩を踏み出すことになるでしょう。


スペイン風邪は予防接種を受けた兵士たちの感染率や死亡率が驚くほど高かったことが判明しています。

ワクチン接種は生命にダメージを与え、免疫力を低下させて、放射能とネガティブに相乗し、私たちの内的治癒システムを一層損なうことでしょう。

新型インフルエンザワクチンを全国民に接種した後で新型インフルエンザウィルスが来日した場合、64万人をはるかに超える死者が出ると私は予測しています。


◎とっても怖い話題
新型インフルエンザワクチン
あなたは受けますか?
http://www.youtube.com/watch?v=8QmMNTXHeBY&sns=em

◎インフルエンザワクチンは打ってはいけない!(前半)
http://www.thinker-japan.com/dontvaccinated.html

◎インフルエンザワクチンは打ってはいけない!(後半)
http://www.thinker-japan.com/dontvaccinatedkouhan.html

◎新型インフルのワクチンについて
http://www.youtube.com/watch?v=avPlj1wOb3k&sns=em

◎予防接種は危険!
http://ameblo.jp/o333o/entry-10098193311.html

◎1918年のスペイン風邪の伝染は予防接種が原因だった!
http://jphma.org/fukyu/overseas_090806_Spanish_grippe.html

新刊案内:『スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか』-gooブログ
http://blog.goo.ne.jp/yoshi_swe/e/36e1c31227f98eda3709b3d042d6ee66

(引用開始)
この報告書にまとめられているのは、まず、ブログに紹介したように実際の事故が起きた後の対策(農業・畜産業・トナカイ遊牧・酪農加工・食品加工)、そして、放射能に関する基礎知識、さらに、それ以上に強調されているのは、将来の事故に備えてどのような災害対策を整備しておき、実際に事故が起きたときには行政当局としてどのような側面を考慮に入れながら対策を講じていく必要があるか、という点である。
(引用終了)


この本の共訳者である佐藤吉宗氏の上記ブログ「スウェーデンの今」に昨年4月19日に掲載された記事「チェルノブイリ事故後にスウェーデンが取った汚染対策(その1)-gooブログ」
http://blog.goo.ne.jp/yoshi_swe/e/4eb0113672b0e2a129f632e0b58b2493
は、チェルノブイリ原発事故の際にスウェーデン政府が畜産分野でとった対策について、今回翻訳された本の一部を訳出して紹介したものです。

この中にベントナイト(クレイ)を飼料に混ぜて家畜に与えたことで、放射性物質の体内除去に大きな成果を上げたという記録が載っており、クレイによる人間の放射能デトックスに関して肯定的な可能性を示唆する貴重な情報でした。

この記事はブログ「ひもろぎ庵便り」の中でも取り上げています。
●クレイの服用による内部被曝除染効果(最新情報8) - ひもろぎ庵便り
http://himorogian.jp/tayori/2011/10/post-95.html#sixapart-standard


佐藤吉宗氏はスウェーデンに11年在住している生産性分析・産業組織論・社会保障制度などを専門とする研究者で、現在はヨーテボリ大学経済学部の博士課程に在籍しているそうです。

私は2月29日23時過ぎに、Inside the MeltdownというイギリスBBCが制作したフクシマ原発事故のドキュメンタリー番組を紹介する記事をブログ「アジアの片隅で、バカとさけぶ)」やFacebookに掲載したのですが、先ほど佐藤吉宗氏の「スウェーデンの今」を見たら、彼もほぼ同時刻にInside the Meltdownを紹介する記事をアップしていたので、不思議なシンクロニシティを感じました。

 

スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか
スウェーデン農業大学+防衛研究所+食品庁+農業庁+放射線安全庁【共同プロジェクト】
高見幸子+佐藤吉宗 共訳
ISBN:978-4-7726-1054-4

原乳に含まれるストロンチウムを1とすると

バター0.21
クリーム0.43
チーズ8.18

スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか
スウェーデン農業大学+防衛研究所+
食品庁+農業庁+放射線安全庁【共同プロジェクト】
高見幸子+佐藤吉宗共訳
ISBN:978-4-7726-1054-4
Cコード:C0036

セシウムのチーズへの移行率は5~10%と低いのですが、ストロンチウムはカルシウムに似た振る舞いをするせいか、セシウムとは逆の結果になるようです。

原子炉の中に存在していた多種類の放射性核種が、それぞれ異なった性質を持っていることを考えると、内部被曝に関して大丈夫と言える食べ物は存在しないと考えた方が良いでしょう。

乳製品については、生乳もヨーグルトもチーズもバターも、各々が個別の核種を高濃度に含有する可能性が示唆されているため、汚染された乳製品そのものを摂取しないようにすることが最大の内部被曝防御になります。

蛋白源として一般的な牛乳と卵は、食物連鎖によって放射性物質や農薬・薬物その他の環境ホルモンが濃縮されているため、よほど信頼できる良心的な生産者が出荷しているものでない限り摂取すべきではありません。

日本全土が不可逆的な放射能汚染に見まわれ、読者の皆さんの多くが東日本に在住している現実をベースに考えると、生半可な放射能対策ではこれから少なくとも数百年は続く放射能汚染時代を生き延びるのは困難だと言わざるをえません。

呼吸と飲食によって摂取する放射性物質をできるだけ少なく維持し、かつ毎日デトックス効果のある自然治癒力を活性化する養生法を習慣化することが天寿を全うし、子孫に遺伝子異常を残さないための必須条件です。

しかし最も効果的で意味のある放射能対策は、本来であれば避難区域に相当する東北地方と関東地方の汚染地域から汚染の少ない地域に移住することです。

妊婦・赤ちゃん・子供・少年少女・これから生殖を行い子孫を残す予定の男女などは移住することを強くおすすめします。これに勝る効果的対策は存在しません。

東日本に住んでいる限り、毎日高濃度に放射能汚染された空気と水と食べ物を体内に取り込み続けることになります。

「いや、私は気をつけているから大丈夫」という人がいるかもしれませんが、

お子さんは屋外では常にマスクを着けていますか?

マスクは隙間のないようにきちんと装着していますか?

お子さんは屋外で砂遊びや土遊びはしていませんか?

調理には浄水器を通した水を必ず使っていますか?

風呂やシャワーのお湯は必ず浄化してから使っていますか?

洗濯物や布団は屋内で乾燥させていますか?

安全性の高い食べ物を常に入手していますか?

野菜や穀物を調理する前に長時間水にさらしていますか?

食材は茹でてから煮汁を捨てていますか?

摂取している加工食品の安全性は確認できていますか?

外食をする場合、食材の安全性が確認されているお店を必ず選んでいますか?

お子さんに給食を与えずに弁当を持たせていますか?

お子さんは屋外の体育の授業で必ずマスクを装着していますか?

これらはチェックリストのほんの一部です。

おそらく半分以上の項目を大半の方が実行できていないと思います。

放射能によって自分や家族及び10数代先までの子孫の健康を損ないたくないのであれば、かなり神経症的な衛生法を実践し続けなければなりません。
内部被曝には「しきい値」がないので、ほんの僅かな放射性物質を体内に取り込んだだけでも、さまざまな疾患や健康障害が引き起こされる可能性が生じるからです。

疾病リスクは体内に取り込まれた放射性物質の量に比例して増大するため、放射能汚染の少ないエリアに移住することは防護対策の筆頭に挙げられる有効な選択肢です。

どうしても移住できない、移住したくない事情があって、かつ放射線被曝が心配な方は、正しい知識を前提とする強い覚悟をもって、継続性のある放射能対策を生涯続けていくことに活路を見いだして下さい。

 

僕と彼女と週末に
浜田省吾
http://www.youtube.com/watch?v=I-t-jl8garM