インフルエンザ対策 自然療法概論 2

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●汚れ=気枯れ

現代の日本は農薬、化学肥料、遺伝子操作農産物、薬物(医薬品)、化学調味料、食品添加物、環境ホルモン、電磁波、放射性物質......生命や健康に好ましくない要素が明らかに過剰です。
これら健康を損なう因子はできる限り取り除かなければなりません。
この引き算をせずに足し算だけで健康になろうとしても絶対に無理です。

●病気とは

なぜなら、病気とは個人とその先祖の病的生活の結果だからです。

先天的に先祖から受け継いだ病的素因(ホメオパシーではマヤズムと言う)と後天的な生活の中で蓄積・形成される不摂生や不養生が相乗し、目に見える形になって現れたのが病気と呼ばれるものの正体です。

●病的生活の例

毎日タバコをたくさん吸ってインスタント食品を食べている人、原発事故で放射線量が高くなった地域に居住しながらマスクもせずに生活し汚染された地元の農産物や飲料水を摂取している人、砂糖・牛乳・化学調味料・食品添加物などを飲食している人、睡眠薬や降圧剤・向精神薬・抗生物質・ステロイドなどの西洋医学的薬物を使用している人、お菓子やジャンクフードを食べながらゲーム漬け・ワクチン漬け・薬物漬けになっている子供、お金や地位や権力や名声などの奴隷になっている人、自己否定感・他者への憎しみ・怒り・嫉妬・不安などに支配されている人、パソコンやテレビなどからもたらされる過大な情報の海で溺れている人......

●引き算の重要性

これらの人々は、その病を生み出す環境や悪習慣から離れない限り、どんな健康法や養生法を試みても(一時的・表面的な改善はあっても)本質的に健康を回復することはないでしょう。

健康に対するマイナス因子を取り除く「引き算」こそが、たくさんの不健全な害悪にどっぷりと浸かった現代人が最初に取り組まなければならない課題です。

生命や健康を損なう物質的要素やエネルギーを心や体に入れないこと、入れてしまったら解毒・浄化・排出することが大切です。

●足し算=引き算

ある種の養生法は足し算であると同時に悪習慣を断つための離脱プロセス(引き算)を助けます。

ホメオパシーやフラワーエッセンスは禁煙や薬物依存、過食症などの治療に多くの完治例があります。

マクロビオティックや菜食主義の実践者は、引き算と足し算を同時に行うことになります。

たとえ一流の治療家であっても、不摂生をやめない患者を救うことはできません。

●不思議の国・ニッポン

疾患の多くが不摂生をやめることだけで治ってしまうことには驚かされますが、不摂生をやめて治癒した方が再び同じ不摂生を再開して病気を再発させることにはさらに驚かされます。
そして今度は不摂生をやめずに病院に行って医師から薬物をもらって飲み始め、「治らない治らない」と言いながら治療院に通ってくるのにはもっと驚かされます。

この世は不思議なところです。
特に現代の日本は。

つづく