クレイの抗菌・抗ウィルス作用について(消化器系の感染症に対する効果)

 

モンモリオナイトには内服によって病原菌の増殖を防ぐ抗菌作用、あるいは消化器系の悪玉菌や病原性ウィルス・病原体が発生させる毒素を吸収し排除する作用があります。

 

第二次世界大戦時、フランス兵はクレイを食べて赤痢を治療しました。

 

1910年に勃発したバルカン戦争においては、他の薬も含めたクレイの服用によって兵士のコレラによる死亡率は60%からなんと3%にまで減少したのです。

 

クレイはまた潰瘍性の大腸炎を含む様々な種類の腸炎に対する吸着剤としても利用されています。

 

クレイは下痢の症状を引き起こす毒素を吸収してくれるので、急性の下痢や細菌性の赤痢を抑えるために推奨されています。

 

さらにクレイはガス、毒素、バクテリアなどを吸収するために消化器官内の異常発酵の治療にも利用されています。

水分と混ざれば大量のバクテリアを流し、コレラ、チフス、赤痢などの毒素を吸収するのです。

また、腐敗性のタンパク質分解バクテリアも吸収しているようです。

クレイは腸インフルエンザなどのウィルスをも吸収するということが調査によって示されています。この効果は腸インフルエンザにおいて最も顕著で、平均2.2日で下痢が治まっています。

ノロ・ウィルスやロタ・ウィルスなどによって引き起こされる嘔吐下痢症にも有効です。

クレイには抗ウィルス作用があるのです。

 

感染時はクレイを頻繁に摂取すると良いでしょう。迅速で継続的な飲用を続けると治りが早くなりますので、テーブル・スプーン2杯分のクレイ・パウダーを水に浸けたものを1日に3回に分けて飲んで下さい。

症状が治まったら1日にテーブル・スプーン1杯の服用を維持しましょう。

 

幼児に対しては大人の半量のクレイを与えて下さい。

果汁を混ぜて与えると抵抗なく飲めるでしょう。

 

あらゆる原因による急性の下痢に対するクレイの治療有効性に関する研究がMedical Annals of the District of ColumbiaDamrau 1961)で発表されました。原因としてはウィルス感染、食物アレルギー、痙攣性大腸炎、粘性大腸炎、食中毒などでした。35の症例で確認された症状の中には下痢のほかに腹部の痙攣、食欲不振、不快感 頭痛、吐き気などがありました。

調査対象は25人の女性と10人の男性でした。

偏りを避けるために、できるだけ均一の集団を確保できるよう努力がなされました。

基準となる治療として、蒸留水にテーブル・スプーン2杯分のクレイ(スメクタイト粘土=モンモリオナイトが属する粘土のグループの名称)を加えたものが1日3回投与されました。

 

食物アレルギーのケースでは投与量は1日にテーブル・スプーン6杯を超えました。

 

クレイによって平均して3.8日で35の症例のうち34の症例(97%)で急性の下痢が治まり、1日の腸の運動も平均値である1.8回に減りました。

 

ウィルス感染が原因の18症例では治療の効果はかなり素早く表れました。食物アレルギーが原因の8症例では、下痢は比較的長く続き、同じ食べ物をもう一度食べると症状が元に戻る患者がたくさんいました。

 

腹部の痙攣、食欲不振、不快感、頭痛、吐き気などの症状も緩和されました。

 

全ての症例において、クレイ服用によるいかなる副作用も発生しませんでした。

 

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