セレニウムの効用(最新情報2)」

微量ミネラルのセレニウム(Selenium)(セレン)(元素記号Se)(原子番号34)(原子量78.96)(非金属性元素)は抗酸化酵素の構成成分で、地球上で発見されているミネラルの中で最も強い抗酸化力を持つ物質です。

体内に過酸化脂質が大量に存在すると、セレニウムは過酸化脂質を分解し活性酸素の働きを抑制する酵素(グルタチオンペルオキシターゼ)の構成成分となって活性化し、細胞膜の酸化を防ぎガン発生を抑制します。

土壌中にセレニウムが多く含まれている地域ではガンの発生率が低く、逆に土壌中にセレニウム含有量の少ない地域ではガンの発生率が高いことがわかっています。

また、ビタミンA.C.Eとの相乗効果があり、硫黄と結合して水銀・ヒ素・鉛・カドミウムなどの有害金属を無害化します。

心臓病、関節リウマチ、膠原病、糖尿病などの予防効果があります。

セレニウムは眼球のレンズを保護し、白内障や黄班変性症などの眼病を予防すると言われています。白内障の患者の血中セレニウム含有量は正常人の約6分の1しかないそうです。

放射線防御作用が明らかになっており、セレニウムの摂取によって免疫活性を再生させたり、電離放射線に対する一般的な抵抗性を高めたり、乳腺・脳下垂体・甲状腺等の腫瘍の発生頻度を低下させることが知られています。

男性のセレニウムの25~40%は生殖器に集中しており、精子の産生を促進し、精力を増強させ、受精率を高めます。

また、セレニウム含有酵素は甲状腺ホルモンの活性に影響します。

欠乏症としては、成長遅滞、動脈硬化、心筋梗塞、肝臓障害、筋萎縮症、疲労感、糖尿病、白内障、不妊症、精子減少、貧血、高血圧、高コレステロール血症、抜け毛、免疫低下などがあります。

ただし、セレニウムには過剰摂取による毒性(2型糖尿病の悪化、抜け毛やフケの増加、爪の変形、疲労感、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、肝臓障害など)があるため、1日当たり50~100マイクログラムの摂取が望まれます。

セレニウムは魚介類、海草類、全粒粉の小麦粉、豆類、チーズ、ニラ、ネギ、ニンニク、タマネギ、マッシュルームなどの食品に豊富に含まれています。

セレニウムはホメオパシーのレメディとして用いられてきましたが、近年バイオケミカル療法における補足成分に付け加えられています。

したがって、過剰摂取のリスクがあるサプリメントよりも安全性が高く効果的なSelen12xの服用をおすすめします。

バイタルティッシュソルトとしてのセレニウムの摂取は、セレニウムのエネルギーを生体に取り入れることで、食物からのセレニウムの吸収力と同化力を活性化し、過剰摂取による副作用を防止する働きがあります。

放射線被曝の悪影響に対抗する有力なソルトとして積極的な活用が望まれます。


下山田吉成

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