ひもろぎ庵の定期セッション&セミナー会場についてのご案内:その5

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「高萩治療院」
茨城県高萩市大字上手綱466
(JR常磐線高萩駅下車バス20分)


●13年ぶりの復活

私が約20年前に郷里の高萩市で開院し、2000年のひもろぎ庵開業に伴って休眠していた高萩治療院をこの度13年ぶりに復活させることにしました。


●「死の町」高萩市

高萩市は茨城県北部の太平洋に面した小さな町で、私の実家は福島第1原発から約78km南に位置するため、2011年3月の原発事故によって東京よりもひどい放射能汚染を被っています。

その上、市内の山間地にフクシマ由来の高濃度放射性物質に汚染された焼却灰や汚泥などの「指定廃棄物」の最終処分場を作る計画が持ち上がり、私が約25年住み暮らしたこの世でたった1つの故郷は恒久的な「死の町」になろうとしています。


●汚染地域の人々は安全な地域へ移住を

私は原発事故勃発当初から未曾有の放射能汚染を予想しており、福島県・宮城県および関東地方は人間が居住不可能になると考えていましたが、予想以上にひどい放射能汚染が次第に明るみになるにつれ、汚染地域の人々が安全な場所に避難することの重要性を改めて痛感しています。


●大丈夫と言える日本人は存在しない

当初は「効果的な治療や養生を行えば、ある程度までの放射線被曝であれば何とかはね返せるかもしれない」と考えていた時期もありましたが、今は安全圏とされるエリアに居住している人々でも、原発事故当初の大量の放射性物質の体内蓄積や、汚染された大気や飲食物によって長期的に持続する低線量の内部被曝のリスクが高いため、誰一人として大丈夫と言える日本人は存在しないと考えています。


●被曝地域へのサポートは安全デマを助長?

そんな状況の中、放射能汚染地域に居住する方々を自然療法的にサポートすることは、国やマスコミが流布する犯罪的な安全デマを助長し、「レメディを飲んで放射能をデトックスすれば、ここに住んでいても大丈夫」「自然治癒力を活性化すれば放射能なんか怖くない」などという『とんでもない誤解』を生む恐れがあったため躊躇してきた経緯があります。

世界で唯一原爆投下を受けた歴史を持つ日本国民のほとんどは、政府やマスメディアの徹底した安全デマに洗脳された結果、放射能についてあまりに無知であり、フクシマの原発事故によってとてつもない被曝を受けているにもかかわらず思考停止して経済活動を優先する愚民に成り下がっています。放射能をナメ過ぎた報いは、どれだけ後悔しても贖うことの出来ない悲惨な未来を創出することでしょう。


●移住・マスク・放射能除去食

人類史上最悪の原発事故から2年が経過しようとしている現在、放射能によるさまざまな健康被害が悪化増大しており、改めて高線量汚染地域住民の安全な地域への移住を求めるとともに呼吸と飲食による放射性物質の体内摂取をできる限り避けるよう全ての日本人に注意を喚起するものです。


●爪上の土

その上で、移住や避難をしたくてもどうしても出来ない理由があって不本意ながら汚染地域にとどまっている方々の中で、ひもろぎ庵が提供する自然療法による治療を希望する方がたとえ限定的であったとしても健康回復への可能性を最大限に追求したいと望んでいるのであれば合力することを決意しました。そのような、爪甲の上に載る土と同じくらい希少な存在である方々との出会いを楽しみにしています。


●「浄化の時代」を生きる

また、放射能に汚染された高萩市の実家で老後を過ごしている年老いた両親に対しても出来る限りのケアをしたいという思いがあり、定期的に高萩に通うことにしました。

2012年末に原発事故後初めて帰省した際には、たった一晩の滞在だったにもかかわらず治りかけていた風邪が一気に悪化し、翌日から10日間も寝込んでしまい、ようやく起き出したここ1週間もまだ完調とは言えないほどダメージを受けてしまいました。こんなにひどい風邪をひいたことは記憶にありません。

高萩市程度の線量でこんなにやられてしまうとは......、事故直後にフクシマでの支援活動や放射性物質のレメディを作るためのサンプル採取を計画した際、何度「易」を立てても悪い卦しか出なかった理由がわかりました。少なくとも代々ガン家系の私にとっては、大きなリスクがあったということです。


●たとえ無意味だとしても

「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。」

ガンジー



これからも自分の心身を鏡にして「浄化の時代」を生き抜いてゆきたいと願うものです。

下山田吉成



セッションセミナーの日程につきましては、ひもろぎ庵のホームページをご覧下さい。


※場所や交通アクセスおよびご予約に関するお問い合わせは、「ひもろぎ庵」info@himorogian.jpまでお願いします。