内部被曝の浄化法①(内部被曝とは)

(内部被曝とは)

放射線被曝には体外被曝と内部被曝がありますが、日々発表されている大気や水道水の放射線計測値が万が一正確なものだったとしても、それは体外被曝についての参考値となるだけで、体内被曝については安全の保証どころか何の気休めの根拠にもなりません。

内部被曝は現在実施されているようなレベルの体外からの計測では検出できません。ですから私の知る限り、これまでに発表された「住民の内部被曝はない」という報道は全て不適切な検査方法に基づく虚偽ですので信用することはできません。

呼吸や飲食を通じて体内に取り込まれた放射性物質は全身のいずれかの組織に付着し、アルファ線やベータ線などを長時間放射し続けます。

その結果、体細胞が傷つけられてガンなどの慢性的な疾病が進行したり、生殖細胞が傷つけられて子孫に遺伝障害が起こるなどの健康問題が発生するのです。

しかし、これまで広島・長崎の原爆被爆者と厚生省(現在の厚生労働省)の論争の中で、被曝者側は「内部被曝は体外被曝とは異なるメカニズムで細胞を破壊し、微量でも重大な健康障害を引き起こす」と訴えたのに対し国側は「健康に被害を与えるのは高線量の体外被曝だけで、体内に入った放射性物質からの放射線は低線量(微量)であるため被害は一切無視出来る」と反論しています。

したがって内部被曝による健康障害には何の補償も行われていないのが現状です。

今回の福島第一原発事故による放射能汚染についても、政府や東電の認識は専ら体外被曝を前提としており、内部被曝を著しく過少評価しているため、今後内部被曝によるガンをはじめとする健康被害が多発しても因果関係を認めないか、事実上「想定外」として免責を主張するものと考えられます。

したがって今の私たちには「自分の健康は自分で守る」という覚悟と、内部被曝のリスクを軽減させる日常的な努力が求められています。


次回からご紹介する自然療法は継続的に行うことで内部被曝を減少させ、心身の浄化とデトックスを可能にします。



下山田吉成

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