フラワーエッセンスと精油を配合したクレイ温湿布について

|
クレイとフラワーエッセンスとエッセンシャルオイルをブレンドして温湿布する方法についてご紹介します。

これは強力な相乗効果のある湿布法です。

900cc位のガラス瓶にクレイパウダー250gと50~60度のお湯700ccを入れてフタをして数10回上下に激しく振り、フタを開けてフラワーエッセンスとエッセンシャルオイルを加えて(この時、水分が足りなければお湯を、水分が多すぎる場合はクレイを適宜加えて)から長めの木のスプーンか菜箸で右周りに十分かき混ぜながら練り、湿布にふさわしい粘度に調整します。練るほどに粘りが出てきます。

湿布用のペーストはパックよりも少し硬めが良いでしょう。

使用する水分は、精製水が最適ですが、さもなければ ROシステム(逆浸透膜)または蒸留水器を通した浄水か、市販の軟水度の高いミネラルウォーターを用いて下さい。

出来上がったクレイペーストを木のスプーンでサラシかガーゼに約2cmくらいの厚さに塗りつけて包み、患部に当て、その上にサランラップを巻き、さらにその上から包帯かタオルまたはサポーターを巻いて、キツ過ぎずユル過ぎない程度に固定します。さらにその上から白金カイロかホカロンを固定して就寝し、起床後に湿布全体を外して下さい。

湿布は就寝前に固定して、朝になったら外します。

使用済みのクレイペーストは、老廃物や毒素、邪気をたくさん吸収していますので、他目的に転用せずに廃棄して下さい。

クレイペーストの残りは瓶に入れた状態で(フラワーエッセンスを電磁波から守るために)外側をアルミホイルに包んで冷蔵庫に保管すれば1ヶ月はもちます

フタの金属部分にクレイが触れないように瓶を立てた状態で保管しましょう。

クレイは水分を吸収して膨張しますので、初回湿布作成後に水分を加えてややユルめに調整しておくと、翌日以降になると丁度よい粘度になります。もし粘度が硬すぎる場合は、お湯を適宜加えてよく練り、適切な粘度に再調整してから用いて下さい。

翌日以降に湿布する際、クレイペーストは冷たくなっていますので、1回分のクレイペーストを陶製の容器に入れて湯煎(お燗)し温めてから患部に湿布し、サランラップを巻き、さらに包帯かタオルまたはサポーターを巻いて固定し終えた後に上からアイロンを一定時間当てて温めると良いでしょう。

温まったら白金カイロかホカロンを患部に固定して就寝して下さい

湿布に配合する精油はラベンダー、ジュニパー、マジョラム、ペパーミントなどの中から1~3種類選んで下さい。これは肩こり・腰痛・関節炎・筋肉痛などに対して効果のある精油です。ご紹介したレシピであれば合計で20~30滴ブレンドして下さい。

ホメオパシー治療と精油の相性には不明の点がありますが、影響があるとしても局部の湿布であれば治療全体に与えるマイナス要素は心配しなくても良いくらい少ないものであると考えられます

精油は飲用可能な高純度・高品質なものをお薦めします。

フラワーエッセンスと精の併用は相乗効果があることは周知の通りです。

フラワーエッセンスは、慢性症状であればボディマップに対応するものを3種類以内で、急性症状であればリカバリーレメディ・リカバリープラス・エマージェンシーエッセンスなどの救急エッセンスをブレンドすると良いでしょう。

ご紹介したレシピであれば、フラワーエッセンスを1種類につきストックボトルから20~22滴を混合して下さい。

ボディーマップとは、38種類のバッチフラワーレメディに相関する243ヶ所の体表上の反射区を、身体イラストの上に正確に表したものです。このボディーマップを活用すれば、個人に本質的に必要なバッチフラワーレメディを身体症状から直接読み取ることも可能になります。

症状がみられるスキンゾーンにバッチフラワーレメディを含んだ湿布やクリームを使用すると、そのゾーンに対応するバッチフラワーレメディの作用を強化することができます。その結果、バッチフラワーレメディを飲むよりも迅速に効果が現れることも多く、肉体症状が改善されるのをはっきりと自覚できることも少なくはありません。

症状が現れた身体的部位を治療することは、当該部位に相関する心の問題の解決にもつながります。それはまた予防医学としても効果的だと考えられます。

ボディーマップの治療体系は、心の状態が皮膚に反映するという原理から、バッチフラワーレメディをコスメティックとして応用する方法をも示唆しています。 このことについては、いずれ稿を改めて解説したいと思います。

作成するクレイペーストの総量に応じて、クレイパウダー・水分・フラワーエッセンス・精油の使用量を加減して下さい。

フラワーエッセンス以外は今回ご紹介したレシピの配合比率を参考に、状態に合う調合を作り上げていただければ幸いです。

フラワーエッセンスは水分が200ccまでは6~7滴、~300ccは8~10滴、~400ccは11~13滴、~500ccは14~16滴、~600ccは17~19滴、~700ccは20~22滴のスケールを基準にブレンドするのがお勧めです。

ご紹介したレシピのクレイパウダーと水分の比率は、ひもろぎ庵が現在推奨している国産クレイの膨張率を基にしたもので、他のクレイを使用する場合は、そのクレイの膨張率にマッチする水分の比率を用いて下さい。

湿布する可能性のある部位が複数ある場合や、湿布の対象になる症状が複数ある場合は、クレイパウダーにフラワーエッセンスや精油を加えず水分だけでややユルめのペーストを作成し、毎回湿布する分だけ瓶から別の非金属製の容器に取り分けて、必要なフラワーエッセンスと精油をその都度加えて練り直すことをお勧めします。

クレイとフラワーエッセンス・精油の混合使用にはマイナス要素がなく、相乗効果があります。

クレイ湿布は継続的に行うことによってより大きな効果が得られますが、皮膚への刺激によってかぶれる可能性があるため、ペーストの中にキャリアオイルを少量加えると良いでしょう。

私が推奨している国産モンモリオナイトは、水に浸けると約24時間後まで活発に膨張を続けますので、可能であれば24時間以上水に浸けておくのがベストです。

クレイパウダーは非金属製の陶器やガラス製の容器の中で、非金属製のスプーンなどを用いて軟水と混ぜ合わせて下さい。

これはクレイのイオン的な働き(吸着作用)を損なわないために必要な配慮です。

クレイの基本的な作用と効果については下記をご覧下さい。

http://www.himorogian.jp/iyashi/clay.htm


フラワーエッセンスと精油とクレイと温熱療法のコラボには素晴らしい相乗効果があり、今回取り上げた肩こり・腰痛・関節炎・筋肉痛以外のさまざまな疾患や健康問題に対しても応用可能です。

ボディーマップに準じて部位別のバッチフラワーレメディを使用し、病気や症状に応じて必要な精油を選択すれば、クレイ湿布と温熱療法は部位や症状に関係なく組み合わせることができます。

この湿布法を実践し、その素晴らしさを体験してみて下さい。


(了)