インフルエンザ、鳥インフルエンザについて
- 〜〜最近のニュースから〜〜
- ★厚生労働省は2009年1月16日インフルエンザの治療薬タミフルの効かない耐性インフルエンザウィルスが今季調べた11都道府県全てで見つかったと発表しました。
- 集まったAソ連型ウィルスの検体35株のうち34株(97%)が耐性ウィルスだったそうです。昨季は同じAソ連型の1713株を調べ、9県の44株(3%)で耐性ウィルスが見つかっていましたが、今季は急増している恐れがあるそうです。
- このことからAソ連型インフルエンザウィルスは耐性化しているためタミフルはほとんど効かない可能性が高いということ、ウィルスが耐性化したということは変異したということになるので当然ながら従来のAソ連型から作られた予防接種は無効であるということがわかります。
- 同様に鳥インフルエンザウィルスにもタミフルに耐性化したウィルスが見つかっており、今後その割合が増えるとパンデミック(大流行)時にタミフルは効かない可能性が高くなります。また、そうなれば現在作られている鳥インフルエンザに対するワクチンも無効ということになります。
- ★北京市と香港の保健当局が北京市の女性(19歳)が鳥インフルエンザ(H5N1)で死亡したと発表しました。
- この女性は河北省の市場でアヒルを購入して内臓を取り出すなどの作業をした後12月24日に鳥インフルエンザを発症し27日に悪化して入院、1月5日に死亡したそうです。
- この女性が処理したアヒルを食べた13人は死亡しなかったとのことです。
- 〜〜予防・準備について〜〜
- 予防を真剣に考えている方はそろそろ始めた方が良さそうです。
- しっかりしたマスク、予防用のレメディ、治療用のレメディ、食料や水の備蓄を準備しましょう。
- 鳥インフルエンザの予防と治療に必要なレメディとして私が現時点で考えているもの
- (鳥インフルエンザは激しい症状が予想されるので治療に用いるホメオパシーレメディについては30cと200cを準備した方が良いと思います。)
- 予防
- H5N1ノソード(6c,30c)、Ns6x
- クラブアップル、ミムラス、ウォルナット、ガーリック(フラワーエッセンス)
- 治療
- Acon、Ant-t、Apis、Arg-n、Arn、Ars、Bapt、Bell、Bry、Calc、Camph、Carb-ac、Carb-an
- Carb-v、Cham、Chin、Cupr、Gels、Glon、Hell、Hep、Hyos、Infl-Bach、Ip、Lach
- Laur、Merc(vivまたはsol)、Nat-m、Nux-v、Op、Oscil、Phos、Puls、Pyrog、Rhus-t、Sep、Sil、Stram、Sulph、Tarent、Verat
- Fp12x、Km6x、Kp6x、Nm6x、Sil12x、Hep12x、Ks6x、Ns6x
- 上記のレメディはこれまでにわかっているH5N1型の症状に対応するものを選択しました。鳥インフルエンザH5N1型の主な症状は咳,痰,呼吸困難,発熱,突然の高熱,下痢,嘔吐,腹痛,胸痛,全身倦怠感,筋肉痛,歯や歯茎からの出血,脳症であり、主な死亡原因としては肺炎が挙げられていますが、詳細に調べると肺炎などという生易しいものではなく、免疫系の過剰反応により産生された大量の炎症誘導物質(サイトカイン)によって肺や他の臓器が傷害されるサイトカインストームであることがわかります。
- この症状は今から約90年前に欧米を中心に大流行し、全世界で5000万人以上の死亡者を出したスペイン風邪に非常に良く似ています。スペイン風邪も鳥インフルエンザの一種で日本でも約45万人の死者を出しましたが感染者の死亡率は2%でした。しかし、今回大流行が懸念されているH5N1型のインフルエンザの死亡率は現時点で約62%もあるのです。
- 初期症状はインフルエンザによく似ていますが、発症後の悪化のスピードはかなり早く、短期間で多くの人が死亡するとても恐ろしい病気です。
- まず予防をしっかり行うことが大切ですが、最大の予防とは元気な心身でいることです。元気な心身を保つために毎日の養生を実践して下さい。
- その上でノソードなどのレメディを用いれば最も良い効果が得られるはずです。そして感染した場合は初期治療が重要ですのでAconやBellなどの初期治療に必要なレメディは携帯することをお勧めします。
- また新しい情報やお知らせがありましたら掲載いたします。
- 皆さんからの情報提供やご質問をお待ちしております。
下山田吉成
※ひもろぎ庵だより(2010年1月31日)の記事を加筆訂正したものです。(2011年2月2日)