ひもろぎ庵: 2012年12月アーカイブ

師走に入りようやく冬らしい天候になってまいりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

突然のお知らせですが、「ひもろぎ庵」は今年末をもって東京・御徒町から岡山県に移転することになりました。

昨年3月11日に起きた東京電力福島第一原子力発電所の大事故によって10年近く暮らした千葉県いすみ市での農的生活を失い、自然と共生しつつ自給自足できる新たな生活の場を探しておりましたが、岡山市北区建部町土師方の集落にご縁をいただき再スタートを切る運びとなりました。

既に今春より畑作で自然農を再開しており、来春から稲作を行う水田を借りることもできました。

昨年7月以来1年半の間、岡山に母子疎開した妻子とは月に一度も会えない単身赴任生活が続いていましたが、家族が共に暮らすことの大切さを再認識し、各原発から程よく離れ放射能汚染が少ない吉備の国で合流できることに安堵しています。

原発事故により高濃度の放射能に汚染されたエリアでの生活は全ての生命、特に子供や未来の子孫にとっての健康リスクが大きいため、私は昨年来ひもろぎ庵関係各位に対し放射能汚染が少ない地域への移住を強くお勧めしてきました。

原発事故以降、これまで経験したことのない高線量の放射線を体の内外から浴びせられ、大量の放射性物質を呼吸や飲食を通して体内に取り込まされる日々は、「首都圏での生活は生命を損ない寿命を縮める」という判断に私を導きました。

何よりも私のライフフワークであるフラワーエッセンスやホメオパシーのレメディ製作において、放射性物質の微粒子が乱舞するような環境が不適切であることは言うまでもありません。

また、チェルノブイリ原発事故における放射線管理区域に相当する汚染レベルの東京に住み続けるということは、いまだに収束していない人類史上最悪の原発事故の矮小化を助長しかねないため、事故に対する反省が全く見られない加害者・東京電力株式会社および核マフィアの手先であるマスメディアや日本政府に対する抗議の意味を込めて、生まれて初めて関東地方を離れ、遠い祖先の故郷である中国地方へ西下することにいたしました。

これまでも存在していた環境汚染や電磁波などの悪影響に放射性物質の害が相乗することによって、首都圏は相当に高いレベルの養生を生涯にわたって継続しない限り、本来の健康を維持することが困難な場所になっています。

東京と岡山で治療を行った結果、ホメオパシーやフラワーエッセンス、鍼灸、カイロプラクティックなどの効果が環境の良し悪しによって著しく左右されることも実感しています。

自然が豊かな場所では病気になりにくく、病気になっても治りやすいのですが、自然環境が破壊あるいは汚染されている場所では病気になりやすく、病気になると治りにくいのです。

これからは岡山で生活しながら自然と生命を愛する日の本の民と共に歩んでゆきたいと願っています。

東京の治療室はなくなりますが、来年1月からは毎月上京して1週間ほど滞在し、私を必要とする方々に治療と講義を行う予定です。

月毎の予定や治療やクラスの場所につきましては、ホームページに掲載いたしますのでご覧下さい。

この世に生きとし生けるものの、全てのイノチがよろこびますように。


皇紀2672年12月2日

ひもろぎ庵主

下山田吉成

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