レメディのご紹介

    【 Gelsemium sempervirens】

    ゲルセミウム センパヴィレンス

    北アメリカと中央アメリカ原産の黄色い顕花植物。

    イエロージャスミン、フォールスジャスミン、キャロラインジャスミン、ワイルドウッドバインとも呼ばれる。根皮をチンキにして用いる。

    ( 影響をおよぼす部位 )

    脳−脊髄(後頭部;大脳底部;頸部)。運動神経(筋肉;膝);眼(眼瞼;視覚)。粘膜(鼻;胆管)。右側。左側。

    ( 悪化要因 )

    感情、ぞっとする恐怖、病気について考えること、驚き、興奮;悪い知らせ、ショック、試練。天候[春;霧;多湿な;蒸し暑い;冷たい湿気のある;雷雨の前]、悪天候、季節の変化、春の湿った空気、精神的尽力、肉体的努力、太陽、熱、周期的、暑さ、夏、タバコの煙、生活の中で慣れないことをしようとする時、自分の失敗のことで話しかけられた時。

    ( 好転要因 )

    多量の排尿、発汗、震え、アルコール飲料、精神的努力、体を前屈する、目を閉じる、外気、穏やかで継続的な運動、一人になること、刺激物の摂取など。

    M:心配、予期、臆病;試練、試験、新しい状況、慣れない行動への恐怖。(そのような状況が患者に重くのしかかり、彼を‘麻痺’させる。)

    M:意志力の欠如、心身共に(「筋肉運動の協調不能、筋肉が思い通りに動かない」)。「衰弱が、精神、感情、肉体にまで及ぶ。」うまく対処する事が出来ず、諦められない、何もせずに待つことができない。

    M:自制心を失うことへの恐怖。転ぶことへの恐怖。

    M:静かにしていたいという欲求;邪魔されることへの嫌悪。

    G:感覚が鈍く、うとうとする、ふらふらする。

    G:体が重い感じ、特に下肢。

    G:喉の渇きがない(発熱の間)。

    G:<蒸し暑く、うっとうしい天気(暖かい雨天、夏の暑さ、雷雨の前)。

    G:震え;体を支えられたがる、衰弱から震える、突然のぞっとする恐怖から震える。

    G:突然のぞっとする恐怖や驚きで口がきけない;ぞっとする恐怖からの麻痺。

    G:ゆっくりと始まる急性疾患&著しい衰弱と震え。

    G:疾患&めまい、衰弱、震え、視覚障害、うとうとする眠気、多尿症。

    G:インフルエンザ以来、健康がすぐれない(=衰弱、うとうとする眠気、震え)。

    G:多量の排尿(透明な、水の様な尿)>;>鈍さ、頭の重い感じ、頭痛、後頭部の痛み、目の痛み、視野の霞み、顔面の痛み。

    P:頭痛&複視または視覚障害。

    P:顔が紅潮する、暗赤色;元気のない、ぼうっとした表情。

    P:重く、垂れた瞼。

    P:頭痛、後頭部や首に始まり、頭部全体に拡がる、額や眼球が破裂しそうな、ズキンズキンと脈打つ痛み。

    P:弱々しく、震える膝、<降りる。

    Gelsemium sempervirensには心身の麻痺があり、眠気、微熱、鈍い頭痛を伴うゆっくりとした段階的な完全な衰弱があります。患者は無気力で、一人でいることを好みます。

    Gelsemiumは、一般的なインフルエンザの典型的な症状像の1つを呈しており、インフルエンザの特効的なレメディとして、予防、治療、回復期、後遺症の治療に用いられます。

    まぶたは重く垂れ、体は冷たく、寒気が背筋を走ると訴えます。頭痛や無気力な倦怠感があります。これらの症状は全て徐々に始まり、急激には発症しません。

    この他、差し迫った病気や失敗に対する恐怖、試験前や聴衆の面前でのパフォーマンス前など、試練や人前に立つことに関する苦手意識が強く、その結果、突然、特に足や喉の筋肉が弱くなったりします。

    Gelsemiumは恐怖で麻痺し、筋肉はぐったりして震えます。腕や足、喉も影響され、話したり、飲み込むことが困難になります。

    重症のケースでは、麻痺が身体から精神的な問題へと変化していきます。このレベルでの麻痺は広場恐怖症として示されます。

    「眠い」「重い」「鈍い」

    この3つが、Gelsの症状のエッセンスを象徴しています。

    Gelsemiumが当てはまる人は、慢性的な疲労感で力が湧かないため、1日の大半を寝て過ごす場合が多いでしょう。

    手足が重くて持ち上げられないように感じるのは、Gelsemiumの重要な特徴的症状です。

    重症のインフルエンザや、ひどい風邪にかかった場合によく見られるように、患者はだるさと倦怠感を生じ、不活発になります。悪寒と震えがあり、寒気が背骨を上下に走るような感じがします。

    典型的な頭痛は後頭部に現れます。

    頭痛は頭が重くて締め付けられているように感じます。

    頭痛がひどくなると、視界がぼやけて物が二重に見えることもあります。

    排尿後に一時的に頭痛が緩和されます。

    重く垂れ下がったまぶた、ぼやけた視野、ほてった顔などに特徴があります。顔の血色はより黒ずんでいます。

    症状は徐々に現れ、約1日程度かけて進行します。寒気が背筋をぞくぞくさせ、発熱があるにも関わらず喉が渇きません。患者は無気力で横になりたがり、体を動かすと症状が悪化します。

    新型コロナウイルスに感染した方に現れやすい一般的な症状に対するGelsemiumのホメオパシー的な有効性

    ○=1点

    ◎=2点

    @嗅覚障害

    A味覚障害

    B発熱 ◎○

    C乾いた咳 ○

    D強い倦怠感 ◎○

    E痰

    F息切れ ○

    G筋肉痛・関節痛 ○

    H肺炎 ◎

    Iウイルス性肺炎

    J呼吸困難 ◎